抱きしめる俺の腕の中の陽菜が

漏らす吐息に、

感じる肌のぬくもりに、



俺の体は、


心は、


意識とか、理性とかそんなの簡単に吹っ飛ばして、



俺全体で彼女を求めるんだ。



高まる二人の体温に、俺の小さな余裕なんか、そんなのもうとっくにない。



ただ……



陽菜が好きだ、っていうことに。


彼女を愛してる、っていうことに。


それだけに体が心が満たされて行く。



陽菜、


ヒナ…。



何度も呼ぶよ。



愛しくて愛しくてたまらない。



陽菜、



これからはずっと一緒だから。



明日になれば。

明日になれば……。