浩美達は急ぎの仕事を昨日の内に終わらせていたので


「今日はそんなに急ぎの作業は無いからのんびりやろう。」


と、朝から余裕がある。


「まあ、忙しくなってもこの『ハマの虎』がいるから安心しな!」


と、虎がくわえ煙草で椅子にふんぞり反っている。


そこへ赤松がすかさず


「余計に忙しくなったりしてな。」


「いや、まったくだ。」


と浩美が合いの手をいれ、一同が笑う中で虎は一人で


「ケッ!」


と、すねてしまった。