「へぇ~、じゃあ客がいる前でやるの?」


「はい、だからみんなで見に来てくださいよ。」


「うんうん、そうだな。で、何曜日なの?」


と浩美は殺風景な壁に掛けてあるカレンダーを見る。


「月曜日です。」


「んっ、ん~、月曜日かぁ~…」


浩美はカレンダーを見たまま考え込んでいる。


前田は残念そうに


「駄目ですかね?」


と、聞いてきた。