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母のお墓に来ていた
母が死んでからは年に一度の誕生日、母の命日には毎年1人で来ていた



「まま、りん今日で20歳になったよ。ままとバイバイしてから13年たったね。ばーちゃんもじいちゃんも元気だよ。
ままも元気してる?
まま、りんの事覚えてる?
ちゃんと見てくれてる…?
じゃ、来年も来るね!お休み」
お墓にきている事は祖母にも祖父にも内緒にしてた。
知られたくなかった
やっぱり母親に会いたいのか
自分達だけじゃ寂しいのか
って少しでも考えさせたくなかった。
だってね、りん、ばーちゃんとじーちゃんがいたから寂しくなんて全然思ってなかったもん。本当だよ☆




り「あっ!もしもし?ごめん、どした?今帰ってるよ!今日本当ありがとね!今ね、もーすぐ駅つくとこー…あっ!」

け「りんちゃん?」

り「今けーと君に会ったよー!うん、じゃーまた明日ね!バイバイ」

け「何してんの?」

り「電車乗って帰るとこ、そっちは?」

け「今本屋寄ってた」

り「本屋似合わないね」

け「言い過ぎー文学少年だから!」

り「はいはい」

け「送ってく?」

り「いいよ、死にたくないし!気をつけてね!今日ありがと!お休み!」

け「はいはい!りんちゃんもね!お休み!」



あなたが本屋って言った時、本当に吹き出しそうになったんだよ
正直外見柄が悪いとゆーか、短髪の黒髪でピアスが何個か色黒気味で顔つきもいい方じゃないし、全身に墨が入ってる。
もともと私は外見であまり判断しない方だと自分では思ってるけど、彼はどこから誰が見ても小説とかは絶対にあわないタイプだもん。
でも小さい袋的にあれは小説かな?って思うと吹き出しそうな位かわいく見えたの



けー、私あの時からあなたに恋をしてたのかもしれないね…