うっ・・・


龍矢、完璧仕事モード。


余計緊張する。


「見た目は普通のショートケーキですね」


「はい。切りますね」


包丁を入れる。


震える手で、なんとかケーキをお皿に乗せた。


よかった、倒れず乗せれた。


ホッとした。


「これは?」


「抹茶のケーキです。小倉クリームと苺をはさみました」


「きれいな色合いですね」


「ありがとうございます」


「いただきます」


龍矢が一口、食べた。