「ねぇ、龍矢」


「ん?」


「また来ようね」


「お前のためなら、いくらでも時間作る」


「うれしいけど・・・」


「無理はするな、だろ?」


「うん」


「もう何回も聞いた」


「じゃあ、何回も言う」


「わかってるから。お前を独りにしない」


ちょうど信号で止まった。


「約束だよ?」


「ああ、約束だ」


そう言って。


今日何度目かわからない、キスをした。