「だめだよ龍矢。美和ちゃんからかちゃ」


「あ?」


「怒って出てっちゃったじゃん」


「別にいいだろ」


「龍矢はSだからね」


「なんか言ったか?」


「いえ、別に。では次の人いきましょうか」


「待て」


次の面接する前に、美和にメールを送る。


「愛してるよ、美和」


「あっ?」


「あれ?違うの?」


まだ山下は、クスクス笑ってる。


社長室で待ってろ。


それだけ送る。