バンっ


ドアをおもいっきり閉めてやった。


廊下で面接の順番を待ってた子たちがこっちを向いたけど、そんなの気にしてられない。


龍矢のばかばかばか!


恥ずかしいじゃん。


顔が今でもほてってる。


廊下を歩いていると、ケータイがふるえた。


「社長室で待ってろ?なにそれ。」


メールの相手は龍矢。


ムカついてたから、帰ってやろうかと思ったけど・・・


「いこっ」


もと来た道を戻って、社長室に向かった。


一人で帰ったら、あとが怖いから。


「あはは・・・」


美和が出て行ったあと、山下が吹き出した。