「かわいいーダメだって」


「美和ってば、旦那さんに女の人会わせたくないんだ」


「やっ、そーゆーことじゃなくて」


「美和顔真っ赤」


「言わないで」


顔赤くなってるの、自分でもわかってるから。


てか、話の方向ずれてるから。


「それより先生、ケーキ」


「あっ、そうだったわね。忘れてた」


「ひどい。これは私の運命かかってるの」


「大げさ。別に美和が働かなくたって、旦那さん稼いでくれてるじゃん」


真央ちゃんにそう言われた。


「そうだけど、そうじゃないってゆーか。とにかく、頑張りたいの」


「ふ~ん」


「私なら、ずっと家に居るけどな」