「うん。大丈夫だよ」


顔だけ龍矢の方に向けて、笑顔を見せた。


私の笑顔を見て、龍矢は書類に目を通し始めた。


「腰痛い」


なんだろ?


歩き過ぎたかな?


身体の向きを変えてみる。


あんま変わんない。


「美和?」


私があまりにもベットの上で、身体の形を変えるから。


龍矢が不思議そうに、私の名前を呼んだ。


「どうした?」


傍に来てくれた。


「腰、痛くて」


「歩き過ぎたか」