うわー顔熱い。


「いつまで恥ずかしがってんの?」


「人前は恥ずかしいの」


「じゃあ、人前じゃなければいいんだ?」


龍矢がにやって、笑った。


「うっ、それは・・・」


「いいんだろ?」


「いい・・です」


「そっか。じゃあ、早く帰るしかないな。片付けしろよ」


「手伝ってくれないの?」


「お腹が大きくても、出来るんだろ?」


「意地悪!」


「うそ。手伝うから」


そう言って、龍矢は腕まくりをした。


ほんとに手伝ってくれるんだ。