「最近あんまり食べれてないでしょ?お粥なんてどう?」


「はい。食べてみようかな?」


「待ってて。用意するから」


「あっ、私が下に行きます」


「いいのよ。横になってて」


「はい」


洋子さんが出て行ったあと、またベットに横になった。


「いいのかな?こんなに甘えて」


龍矢にも、洋子さんにも。


「おまたせ」


30分くらいして、洋子さんがお盆と一緒に寝室に戻ってきた。


机の上にお盆を置いて、私を呼んだ。


「無理して食べなくていいからね」


「はい。いただきます」


小さな土鍋のふたを開けると、湯気がホワーンと上がった。