ベットに横になって、点滴を受けた。


「龍矢」


「ん?」


「仕事行ってもいいよ?洋子さんもいるし」


「だから、俺のことは気にしなくていい。終わるまで居るから」


そう言って、私の手を握ってくれた。


「ありがと」


「寝てもいいぞ」


「うん」


私は目を閉じた。


すーっと、眠りの世界に落ちていった。


「たしか、効く人と効かない人がいるって言ってたな」


「ええ」


美和が眠ったあと、お袋と話をした。


「お袋」