「美和ちゃん、龍ちゃんが大丈夫って言ってるんだから」


「いいの?」


「いい。甘えろと言っただろ?」


「うん」


洋子さん、ありがと。


周りに妊婦の人が居なくて。


誰にも聞けなくて。


怖かったし、不安だった。


でも洋子さんが居てよかった。


ずっと居てくれるって言ってくれて、よかった。


「洋子さん、ありがとう」


「私の大事な娘なんだから」


そう言って、また私を抱きしめた。


洋子さん。


私の、大事な大事なお義母さんです。