今から、仕事するんだって。


忙しいのに、無理して休んでくれたのかな?


ベットから、30メートルくらい離れたところに。


龍矢の仕事机がある。


ゴロンと、そっちに身体を向けた。


龍矢は、パソコンや資料とにらめっこ。


しばらくその姿を見てたら。


「美和、やりにくいんだけど」


って、龍矢が言った。


「なにが?」


「こっち向いてないで、寝ろ」


「眠るまで、疲れてないんだもん」


今度は身体を、仰向けにした。


「それでも寝ろ」


顔だけ龍矢の方向けたら、ちらっと龍矢がこっちを向いた。