お義母さん。


美和が妊娠しました。


俺たちの子です。


全力で守ります。


この二人には、悲しい思いも。


辛い思いもさせません。


天国から見守っててください。


美和と二人で、立派に育ててみせます。


「龍矢、終わった?」


「ああ。お前もいいのか?」


「うん」


「そっか」


龍矢が私の手をとった。


お母さん、また来るからね。


そう言って、お墓の前から歩きだした。