「その・・・」


私の不信感がピークに達したとき。


龍矢の顔が、かーって赤くなった。


「抱きしめたら、子供が・・・」


「赤ちゃん?」


ますます意味わかんないんだけど。


「潰れるってゆーか」


「へっ?」


今さらなに言ってるの?


「さっき病院で、抱きしめたよね?」


「それは、久しぶりだったからつい」


龍矢が片手で、自分の顔を覆った。


それで、ため息をついた。


「ねーぎゅってして」


「でも・・・」