「仕事・・・は?」


「バカ。仕事なんて言ってる場合か」


龍矢の顔には、怒りの表情。


寝ていた身体を起こして。


「なによ。そんなに怒らなくても」


って、言ってやった。


そしたら急に、龍矢に抱きしめられた。


「龍矢?」


「お前、自覚はあったのか?」


「えっ?」


「妊娠の」


そう言って、私を離した。


「その顔は、あったって表情だな?」


「あったってゆーか、なんていうか。そうかもって、感じてたことは」


「ならもっと早く、病院に行け」