「いや。龍矢が謝るまでそっちに行かないから」


まったく、しょうがないやつ。


俺はベットから、美和が立ってるところに近づいた。


「悪かった」


「ごめんなさいでしょ?」


キッ、っと俺を睨む美和。


あーあ。


涙目になってる。


「悪かった。からかい過ぎた」


後ろから抱きしめた。


「もういいよ」


「ほんとか?」


「うん。許してあげる」


「ずいぶん上から言うようになったな」


「だって・・・」