「わかった」


その言葉に、笑いそうになった。


さすが、眠り姫。


寝室に入って、ベットに近づく。


「倒れ込んだんだな」


布団をかけずに、ベットの上で寝てる。


起こそうか?


かわいそうだな。


俺が起こさなかったら。


きっと朝まで寝る美和。


美和からは、甘い匂い。


「これがお前の匂いになってくんだな」


常に甘いお菓子に囲まれて仕事をする。


「この匂いも悪くない」


そう思った。