「そんなん出来るわけないでしょ?」


「いいから断れ」


「ん、わかった」


とにかくうなずいとく。


じゃないと龍矢のやきもちが止まんないから。


私、大人になったでしょ?


いつも子供扱いされてるけど。


こーゆーときは、龍矢の方が子供なんだから。


まだまだ子供だな。


うなずいとけば、俺が納得するとでも思ってるのか?


まあ、いいさ。


これからは、ずっと一緒だからな。


俺の大事な妻に、手を出すやつなんていないだろ。


「龍矢、パーティー行こう」


私は龍矢の、スーツの裾を引っ張った。