ばか龍矢。


こんなところにキスマークなんて。


洋服にちょうど隠れるか、隠れないくらい。


きわどいところ。


はぁ~


ため息出ちゃう。


でも、私。


なんか忘れてない?


龍矢に怒ってやろうって、思ってたんだけど。


あっ、思い出した。


「ちょっと、龍矢」


「あ?」


いつの間にか、机に座って書類に目を通してる龍矢。


「なんであんな質問したのよ」


「なにが?」