「別にいいだろ?お前は全部、俺のもの」


私に近づいてきた。


「おやすみ、美和」


キスされた。


「おやすみ」


いろいろ言ってやりたいこともあったけど。


無理だった。


龍矢のキスは、暖かくて。


眠りの世界に行くのには、最高だった。


「眠り姫」


ソファーの上で、身体を丸めて寝る美和。


そっと、朝俺が着てきたコートをかけてやった。


かわいい寝顔しやがって。


なぁ、美和。


お前頑張りすぎ。