「あっ。なにすんの」


いつの間にか私の傍に来ていた龍矢。


持ってた資料を取り上げられた。


「仕事禁止」


「えっ?」


それから、紙袋を渡された。


「着替えろ」


「はぁ?」


「スーツじゃ抱き上げにくい」


「なに言ってんの?」


「着替えさせてやろうか?」


「はい?」


龍矢が隣に座った。


なぜか私の髪をくしゃくしゃした。


「なに?」