「はーさっぱり」


鏡を見ると、ちょっとだけ目が腫れてる気がしたけど。


もう、気にするのはやめた。


ひろ君とは、これからも一緒にご飯食べれるんだから。


まだ半年くらいは、一緒に居られるんだから。


そう思うことにした。


電話の向こうから聞こえた女の人の声が、頭から離れてないのは事実。


でも、ひろ君の彼女って決まったわけじゃないし。


だたの友達かもしれないから。


そう思わないと、心が潰れてしまいそうだった。


それくらいひろ君のことが好きなんだ、私。


あらためて実感した。


いつから好きになったんだろう?


どうして、お兄ちゃん的存在から。


一人の男の人として、意識しだしたんだろう?