「今日は春巻!」


キッチンに行って、冷蔵庫を開ける。


本と中を見比べて、足りない材料をメモした。


「よし!買い物行こう」


自分の部屋に戻って、財布とメモをかばんに入れた。


部屋を出ようとしたら。


「あっケータイ」


ケータイの存在を忘れてたことに気づいた。


手に取ったとき、いきなりケータイが鳴った。


「びっくりした」


もっと着信音小さくしよ。


そんなこと思ったりしながら、電話に出た。


「もしもし?」


「もしもし、春菜?」


「ひろ君、どうしたの?」