だから、私が誰と付き合おうとひろ君には関係ない。


私が誰を好きで、私のこと誰かが好きだって思ってても。


私はひろ君になにか言って欲しかったの?


他の男とそんなことするな?


俺以外の男と仲良くするな?


そう言って欲しかったの?


ただ単に、今日あったことを話しただけだった。


こんな話するんじゃなかった。


なんかわかんないけど、ものすごく辛いよ。


ひろ君。


「なにやってんだ、俺」


春菜が出て行ったあと、自分に呟いてた。


あんなこと言うつもりはなかったのに。


いつの間にか、春菜を責める口調になってた。


友達に男が居てもおかしくないのに。


春菜がどんな友達といようと、春菜の自由なのに。