ひろ君!


なんて言えないよ、恥ずかしくて。


「内緒」


「なんだそれ」


「翔馬、残念だったねー」


結華が翔馬を横目で見ながら言った。


「なにが残念なの?」


「春菜っ、気にしなくていいから」


なんか慌ててる様子の翔馬。


「うん」


やっぱり今日は、なぞだらけ。


「春菜、ケーキ一口頂戴?」


「あっ、いいよ。食べて」


それから、学校の話とか。


翔馬と勇人の部活の話とかした。