「結華・・・」


余計なことを、って目で結華を見る二人。


「じゃあ、いいよね?」


「わかった。付き合う」


「じゃあ全員参加だ」


「強制的にな」


翔馬がため息をついた。


希美のキャラって、一歩間違えれば自己チュー?


行くでしょ?とか、行くよね?とか。


でも希美が言うと、全然そんなふうに感じない。


なんてゆーか、それすら許してしまう可愛さがある。


ちょっとだけ、羨ましいなって思う。


「春菜、いこー」


「うん」


私の腕に、自分の腕をからませて歩く希美。