ずっとここに居てくれたのかなぁ?


とか思うと。


すっごく嬉しくて。


また眠ろうかと思ったけど、それは。


「春菜」


って、私を呼ぶひろ君の声でできなかった。


「ごめんな。寝たいと思うけど、ちょっと待ってて」


「うん」


ひろ君が私の部屋を出て行った。


なんか、頭が冷たいなって思ったら。


氷枕が敷いてあった。


その優しさに、また嬉しくなって。


心が、あったかくなった。


ボーっとする頭で。


昔も熱出したとき、ひろ君が面倒見てくれたなって思った。