「うん、ちょっと」


なんか、顔赤くないか?


まさか!


「わっ!」


春菜のおでこに手を置いてみる。


「熱い」


「そんなことないよ。今からご飯作るから」


「春菜!」


俺の大きな声に、春菜の身体がびくっと震えた。


「いつから具合悪かったんだ?メールのときからか?」


うんんって、春菜が弱々しく首を振った。


「俺言ったよな。ちょっとでも、具合悪かったら黙ってるなって」


「うん」


「最初から約束破るのか?」


「ごめん・・なさい」