「ちょっと、二人して気持ち悪いってやめてよ!」


「だってねー」


「ねーメール見たとたん、頬の筋肉緩ましちゃって」


「わかった。愛しのダーリンからのメールだったんだ」


「おっ、なんだ?」


「愛しのダーリン?」


その声に、近くに居た翔馬と勇人がこっちに来た。


「もーなんでそんなとこばっか、聞こえるの?」


愛しのダーリン。


もちろん、ひろ君のこと。


この4人は、私がひろ君と住んでるのを知ってる。


ちなみに結華と希美は、私の気持ちも。


ひろ君に会ったことは、誰もないんだけどね。


「ほら~早く返事しなよー」


「ねぇねぇ、なんて来たの?」