玄関に向かう廊下で、誰かに会った。


「君、誰?」


その男の人は、この家に知らない人が居ることに。


思いっきり、びっくりしてた。


会いたいって思ったらこんなに早く会えるんだな。


「あの、春菜の友達です」


「そう。で、なんでここに?春菜の靴もあったけど」


「熱があって早退するって言うから、送ってきました」


弘樹さんは、なんとなく俺を睨んでるみたいだった。


「迷惑かけたね。ありがとう」


「いえ。俺が好きでやったことですから」


いつの間にか、俺も挑むような感じになってた。


「あの、ひとつ聞いてもいいですか?」


「なに?」


「弘樹さん、彼女いますか?」