廊下で待ってる間、なぜかドキドキしていた。


俺は、何を話すんだ?


「いいよ」


その声で部屋に入ると、パジャマの上にカーディガンを羽織った春菜の姿があった。


ベットにちょこんと、座ってた。


「適当に座って。マット敷いてあるから、冷たくないと思うけど」


「ああ」


マットの敷いてある床に座った。


「話って?」


春菜が俺の顔を覗いてきた。


「・・・」


「翔馬?」


「春菜さ、もしの話したじゃん?」


「うん」


「それって、もしじゃないんだろ?」