「保健室行ってきな。それで、熱あったら帰りなよ」


結華にも、そう言われちゃった。


「うん。そうする」


「俺、ついてくよ」


「大丈夫だよ、翔馬」


「大丈夫って、ちょっとふらふらしてるじゃん」


勇人にまで、そう言われる始末。


またみんなに心配掛けてる。


そう思うと、心が重くなる。


「春菜、行くよ」


「うん」


結局、翔馬がついて来てくれた。


「春菜さ、もうちょっと友達に甘えていいんじゃない?」


「えっ?」


「友達なんだから、保健室ついてくのなんて何でもないんだからさ」