ひろ君なら、さっきから何度かこの部屋に来てくれてた気がする。


ずっと寝てたから、あんまり意識なかったんだけど。


氷枕かえてくれたりたぶんしてくれてた。


もうお昼過ぎてて、5時間くらい寝てたことになる。


「はい」


カチャンと、ドアが開いて入って来たのは・・・


「えっ?」


「こんにちは」


部屋に入って来たのは。


私は慌てて起き上がった。


「ごめんね。寝てたかな?」


「あっ大丈夫です。あの・・・」


「覚えてるかな?昨日家におじゃました」


「はい」


それは、ひろ君のキスの相手。