もう一度、春菜の部屋に戻る。


勉強机の明かりをつける。


春菜が少し動いた。


壁側に顔を向けていた。


「眩しかったか」


ベットに座って、春菜のおでこに手をやる。


「熱いな」


体温計で熱を測ろうにも。


薬を飲まそうにも。


春菜を起こさないといけない。


「朝まで様子見るか」


そのまま、床に腰をおろした。


春菜はなんとも思ってないかもしれないけど。


俺の頭には、後悔の文字。


いつまでも、付きまとっていた。