「うんん。大丈夫」


「そっか」


「あっ、アイス食べたい」


「わかった。バニラ?」


「うん」


「買ってくな」


「ありがと」


ケータイを切った。


私が、白で。


ひろ君が、茶色。


小さいころの話。


アイスを見ると、なぜか私はそう言ってひろ君にアイスを渡してた。


「20時か」


それまでに、ご飯食べて、お風呂入っとかなきゃ。


きっと、夜中まで居るんだろうから。