「ただいま」


家に帰っても、誰の声もしなかった。


「ひろ君、居ないのかな?」


まーいいや。


今は、誰とも会いたくない感じ。


自分の部屋に入って、ベットに倒れ込む。


「はぁ~」


あれって、やっぱり私のこと・・・


翔馬はいつからそう思ってたの?


最近?それとも、ずっと前?


でも、私。


ひろ君が好きなの。


ひろ君以外、考えられない。


まさか、私のこと好きかもしれない人がいるなんて。


そんなこと、思ったこともなかった。