「掃除、洗濯、家事全般やらせるつもりでしょ?」


「ばれた?」


「ばれた、じゃないから。自分の洗濯くらい、自分でやって」


「わかってる。言ってみただけ」


「そうですか」


「それより、春菜」


「なに?」


「真剣に聞いて」


「うん」


なんだろ?


「具合悪くなったら、我慢しないこと。どんな些細なことでも、俺に言うこと。わかった?」


「心配しす・・・うっ・・」


口を手で覆われた。


「ちょ、苦しいでしょ」


「わかった?」