「お世話になるんだから、家のことなにかしないと」


「じゃあ、春菜はご飯係りな」


「やっぱり。そーゆーと思った」


「だって料理ってめんどくさいじゃん」


「よくそれで、3年間一人暮らし出来たね」


「別に料理出来ないわけじゃないけど」


「知ってる。小さいころ、よく作ってくれたから」


「そーだよな。二人とも親がいないとき」


「うん。ひろ君のご飯、おいしかったよ」


「それはどうも。今は、春菜の方が得意だろ?」


「まあね。なんたって、毎日作ってますから」


親が忙しかったから、自分で料理をすることが日課になってた。


「それから・・・」


「なに?まだあるの?・・・あっ、わかった」


「なに?」