「行く~」


「私も」


校舎は閉まってるから、体育館の近くの自動販売機へ。


「なんにしようかな~」


「迷う」


「決めた」


「結華早っ」


「だってもう飲むのなんて決まってるから」


そう言って、お金を入れてボタンを押す。


出てきたのは、スポエネ。


「好きだね」


「さっぱりしたのがいいの」


「じゃあ、私これ!」


希美が押したボタンから出てきたのは、イチゴミルク。


結華とは正反対の甘いもの。