「お待たせ」


「春菜~こっち」


学校の校門の前で、希美が私に手を振ってた。


その横には、結華。


「もう始まっちゃう?」


「うんん。まだだよ」


「よかった」


「早く行こうよ」


「うん」


グランドに行くと、サッカー部の人たちがアップをしていた。


「暑いのによくやるよね」


結華がめんどくさそうに言った。


「翔馬と勇人は~?」


「あれそうじゃない?」


「あーほんとだ」