あれから、



荘司はわたしが働くお店の近くに、事務所を構えた。



従業員はまだ数名だけど、荘司に惚れ込んで集まった有能な人達ばかりで、



会社のほうも順調に軌道に乗り始めているようだ。







会社が落ち着くまで、結婚はもうしばらく先送りだけど、



ランチに来て、はふはふとオムライスを頬張る荘司を見れるのは、嬉しい。





一生懸命にわたしを想ってくれる彼のそばで、







わたしは幸せです。







【完】