仕事を終えて外に出ると、荘司が待っていた。


こんな状態じゃなければ、嬉しくてすぐにでも飛びつきたいところだったのに…


二人の間に流れる沈黙は、ひどく、重たい。





わたしたちは無言のまま、近くのバーへと入った。





個室制になっていて雰囲気がとても大人っぽく、


わたしが一度行ってみたいって、以前荘司に話したお店。


…こんなカタチで実現してしまったのが、淋しく思う。