その夜に、荘司から『しばらく仕事でランチに行けそうにない』とメールが届いた。


画面を見て、ため息をつく。


…あんまりため息ばっかりついてると、幸せが逃げちゃうかなぁ…。


今朝までの幸せな気分が嘘みたいな夜。


荘司は、わたしのこと好きでいてくれてるみたいだけど、


その割合って、すごくちっぽけなものなんじゃないかって、心配になる。


わたしは、いつからこんなに荘司のことを好きになってたんだろう…。


苦しいや…。






わたしはなんて返そうか迷いに迷って、結局『わたしなら大丈夫だから、お仕事頑張ってね』


なんて、心にもないことを打って携帯をとじた。