あたしは、受験が近づいているにもかかわらず、ひと駅先にあるお菓子教室へ通った。 朝陽くんがいない時になれて、普通に生活出来てる自分がなんかいやだよ… 「香、さっさと学校行きなさい。」 「今日は土曜だよ。」 「そう…」 ここにきて、何かとお母さんが当たってくる。