朝になる。


あたしは遅刻寸前まで、家の前で朝陽くんが来るのを待った。



…。


来ない…



学校へ行っても…



具合でも悪いの?



どうしたんだろ…?



あれほど、待ち遠しかった登校日。


今のあたしに見えるのはすべて、モノクロの世界…。