「うん!」


また、ホームの前を通って、石畳の道を行く。



あたしは、普通の朝ではありえない事に気づいたのだ…。

いつもはある…もの…。





「ねぇ…なんで人がいないの?」



「あー、俺ら遅刻。」

「は?」

「走るか?」

なんだかうんざり…。

あたしは、彼を待ってる間に時間を忘れてたのね…。