教室へ戻ると、みんな泣いていた。


 ほとんどの子が地元を離れ、
 

 下宿所または寮に入る。



あたしは、一人っ子だから両親も心配して家から30分電車に乗って通学する。







地元にいるのは、あたしと朝陽君だけだった。


朝陽くんもお爺さんのとこから鹿坂とは逆方向行きの電車で30分…